shimeno

グラマラスのshimenoのレビュー・感想・評価

グラマラス(2023年製作のドラマ)
5.0
クィアによるクィアのための作品。
クィア版エミリーインパリスという感じで恋に(クリエイター系)仕事に奮闘するコメディ。
マルコの行動にちょくちょくイラつくけどラブコメの主人公はこんなもんだよね。(そこもエミリーインパリスっぽい)
それでも不思議と自分も頑張ろうと励まされてしまう。

メインキャラはクィアばっかりだし、俳優もみんなクィア当事者を起用していてさすがネトフリ。
ゲイの世界で下に見られがちな「フェム」を讃える内容で良かった。
ホモフォビックな人は出てこなくて敵となるような人も同じゲイだったり、フェムを好まないゲイのマッチョ文化だったりする所も安心して見られる。

ゲイのラブロマンスの他にもメインキャラのレズビアンとバイ(パン)のロマンスがあるところもポイント高い。

(キムキャトラルがヘテロラブロマンスパートを担ってくれてます)

ドラァグクイーン&ドラァグレース出身のクイーンも何人か出てくる。
セリフの端々にもドラァグクイーンネタがあってドラァグレース好きなら間違いなくクスッとするはず。

マーシャPジョンソンやピンクウォッシュにも触れられていて感心した。

何よりタイニー・プリティ・シングスの時から好きな、中国系でオープンリーゲイの俳優Michael Hsu Rosenが本当に可愛くて。
オタクのゲイの役なんだけど彼の役の中で一番好きかも。かわいい。(大事なので2回言う)
セクシーダンスシーンもあるし至れり尽くせり…

一応スッキリ終わりつつ、次シーズンにも繋がりそうな展開だったので是非シーズン2お願いします!!
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