Rocco

グラマラスのRoccoのレビュー・感想・評価

グラマラス(2023年製作のドラマ)
3.3
週末に一気見。なかなか楽しめました。

エージェント物語を筆頭に、お仕事ドラマに惹かれます。
これは珍しくゲイ男子?が主人公で女性の水着姿はないのに、男性の水着姿が沢山、時にはお尻まで出てくるので、親子で見るには気まずい類。

と、カラフルな部分はさておき、ポリコレが徹底していて、ちゃんとアジア人も出てきます。主役の友達以上彼氏未満を演じたマイケル・ローゼンは中国系ハーフの俳優で、才能あるバレエダンサー。気弱で真面目な役にうまくはまってます。最後に観たのはバレエスクールのドラマだったので、ちょっと懐かしく感じたり。主役のマルコは、トランスジェンダーのミス・ベニー。注目されるのが好き、自信があるようで好きな人の前では弱気になったり、自分のことを好いてくれる人の前では強気になったり、ヒゲの剃り跡も濃いのに、なんか実に女の子っぽいなと思いました。

個人的にこのドラマの魅力は母子関係。マルコと母の関係が実によい。自分の最高の娘と言ってるし。娘のように守られてきたマルコと、ナイトのように母を守ってきたチャド。チャドは最初はいけ好かないけど、最後にファンになりました。彼は本当に頼りになるいい息子です。

最後に、キム・キャトラル、ブランド服で武装しているとはいえ、67歳でこれは凄すぎます。感服。
Rocco

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