実際にあった特殊部隊”Lioness”のミッションが元となった作品で、とても興味深かった。
調べてみると、”Lioness”はイラクやアフガニスタンで反乱鎮圧作戦に従事した女性米陸軍士官のことを指し、現地でテロの実行役として利用される女性に近づきその脅威を抑えるという任務を遂行していた。文化的に男性が女性に近づくにはハードルが高いということもあり、女性が重要な役割を果たしていたということは勉強になる。
さて本作では、その潜入捜査を行うライオネスに、クルーズという家族からは虐待され、彼氏からはDVされという散々な日々を送っていたが、たまたま逃げ込んだ先が軍隊のリクルートオフィスでそのまま入隊。
類まれな身体能力でライオネスに抜擢。そこで近づくのが、ターゲットの娘のアーリアに近づくのだが…という物語。
女性中心の特殊部隊というのはとても興味をそそられたし、アクションや潜入捜査もハラハラ・ドキドキさせられた。また、実際のミッションではないとは思うが、クルーズとアーリアの関係性は切ないがとても素敵だった。
でもここ最近思うのは、欧米の作品はやっぱり中東を敵とみなすような描写が多いなと言う印象…
