おもろい。
登場人物たちの関係がヒリついていて緊張感〜
中谷美紀、水川あさみ、キムラ緑子。キャスティングもうまい。
水川あさみのふてぶてしい顔と田舎っぽさ。
中谷美紀のお高くとまったすまし顔と儚げな少女のような顔。
遠野リサという複雑なキャラクター造形を巧に作り上げていて、とても面白い。
悪人じゃないけれど、状況に流されていく表現が緻密で。
シナリオも役者の仕事も演出もよく響き合って良い仕事!
美紀があさみと距離を詰めると、緑子さんがあさみを冷たくあしらう。
不協和音の響く空間にソリッドなライティングがスリリング。
いい。
小説を執筆中、書いている人の周りにパソコンの文字が立体的に組み上がり、消され、また組み上がり…という演出もいい。
最終回:
作家を主役にしても、文学は小道具としてしか機能していなくて残念な思いをすることがほとんどだが、このドラマは違った。
文学的な掘り下げがある、珍しいドラマで見応えがあった。
拍手👏