男女のフラート的関係を描いた家族ドラマ。友達関係でもつい期待してしまったり、なりゆきでラブホ行く流れになって結局辞めたり、恋愛関係を持ちたくないがためにセフレになろうとしたり。本作が引退作になった坂口憲二は鎌倉で古民家カフェを経営する難病持ちのジゴロという設定。ファンタジーすぎるように思うが、実際に彼は「特発性大腿骨頭壊死症」を患って俳優活動休止後2019年に東京でカフェを構えている。それにドラマプロデューサー役の小泉今日子も現在舞台のプロデュースしてるし、中井貴一はサラリーマン俳優の第一人者。内田有紀が「女性に恋する女の子」って言うんだけど、ならますます前シーズンの「女性に対して性的な興味を抱いてる訳ではないようです。千明さんそのものに恋をしているみたいです」って台詞いらなかったよね。実際、千明にキスする妄想してるんだから。まああの頃はまだ強がっていたのかも知れませんし当時の限界なのかも知れませんが。それにしても吉野千明と長倉和平の泥酔シーンが尊すぎる。最終回のラストはべろべろに泥酔した二人が……という悶絶エンディング。もう二人は家族になれたんだし、小泉今日子は名字変えると仕事やりづらくなるしさ、別に結婚したり肉体関係を持ったり真面目にプロポーズしたりしなくても良いじゃんね。何より二人とても幸せそうだし。いやー、最高でした。
