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Oh,My Dad!!のJINのレビュー・感想・評価

Oh,My Dad!!(2013年製作のドラマ)
3.6
(初回)
昔の『お金がない!』をやってた時代ならともかく、今の御時世で貧乏ドラマやられると『Woman』同様観ててとても息苦しい感じになる。
ただこっちは夢追い人の旦那に妻が付いていけなくなったっていうイタさがどうにも辛くて虚しいと言うか…。
この『Oh,My Dad!!』っていうドラマのタイトルもイマイチパッとしない。
織田裕二の息子の役を『クロユリ団地』のミノル役の子がやってるんやけど、あの忌々しい目つきで織田裕二を睨んだりしないかな?(笑)

(最終回)
最初は織田裕二演じる役が痛々しくて辛かったのが、回を追うごとに良くなっていった。
勇気と希望を与えるラストは爽快感があった。
現実は人生いくつになってもやり直せるなんてそんなに甘くはないけども、それでも今の時代に大切な何かを伝える良いドラマ。
仕事、夢、親子、結婚などなどいろいろ考えさせられた。
長谷川京子が最後に家庭を大事にしすぎる人と、いつまでも夢追ってる人とのちょうど真ん中ぐらいの男性がいいようなことを言ってて、織田裕二がでもそれが正解なんだよなあってなことを言ってた。
確かに。
例えばよくバンドマンとは付き合うななんてことを世間では言う。
自分の身の回りで今までたくさんのバンドマンを見て来てるけども、確かにあまりオススメはできない(笑)
実際問題、離婚してる人達はめちゃめちゃ多い。
とことんまで共に暮らしていこうと思ったら、女性は相当な覚悟を要すると思う。
それでもやっぱり、地に足ついた人もいれば、明日をも知れぬ夢追い人もいないことには、世の中つまらない。
まあ結婚には向き不向きあるかもしれないけどね。
仕事に対する価値観も人それぞれやろうし、何が幸せと感じるかも人それぞれ。
勝ったとか負けたとかって、それも結局はその人の中で感じるもの。
仕事って、誰かから必要とされなかったら成立しない。
例えば音楽なんて最悪無くても人は生きていける。
それがまだ必要とされていて多くの人達の仕事が成立してる世の中っていうのはまだそんなに悪い時代じゃないのだろう。
世の中が何を欲してるのか?
これを常に考え続けていくことが必要なのは間違いない。
そんなことを考えてしまった。
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