LDHによるいわゆる学園喧嘩もの。
ただ本作の最大の特徴は主人公が一番弱い。
白濱亜嵐演じる主人公の椎葉は、テッペンを取る為に喧嘩を仕掛けるが弱い。
しかし彼の諦めない精神により、次第に彼を慕う仲間が増える…
何よりも本作の面白いところは、喧嘩が弱い主人公の成長物語ではなく、実は一番芯が通っていた主人公の周りの人間が成長するところ。
そしてテーマはそこだった点。
その最たる例が、鈴木伸之演じるマルモの成長。
喧嘩だけで言えば最強レベルの彼だが、やはり椎葉によって変わっていく。
そこまで期待していなかった分、かなり楽しめた一作。