詐欺師のフィチョルは、美術品の詐欺がバレて逮捕されてしまうが、仲間のキルホからフィチョルの娘と名乗るクムビが訪ねてきたと面会で告げられる。自分の子供だとは信じないフィチョルだが、クムビが娘と主張するおかげで出所できることになる。フィチョルは身寄りのないクムビを食事に連れて行くが、フィチョルがお金を持っていないことを知ったクムビは、他のテーブルにいたカンヒをタロットで占うのだった。

フィチョルたちは美術品の持ち主であるカンヒを次のターゲットにしたが、クムビの登場でカンヒの家の美術品を盗むことができない。フィチョルたちはクムビを遠ざけようと、わざと貧乏のふりをして苦しい生活をさせることに。何も知らないクムビは、給食の残りをフィチョルに分け、純粋な気持ちを見せる。そんな中、車内で体調を崩したフィチョルを見たクムビはカンヒに助けを求め、二人はカンヒの家で一晩過ごすことに。しかし翌日カンヒの恋人（キム・ドヒョン）が現れ…。

カンヒの恋人ジェジンにプライドを傷つけられたフィチョルは、カンヒとクムビにキツく当たってしまう。一方、クムビを助けようと交通事故に遭ったフィチョル。これを機にクムビから逃げようとするが、クムビが自ら施設に入ろうとする理由を聞いて心を痛める。キルホたちは、カンヒの美術品を盗む計画を進めるが、チス（イ・ジフン）が出所したことにより計画が難航してしまう。

クムビはシルラとのケンカが原因で、家族がいないことを学校側に知られてしまう。カンヒはクムビを引き取ると主張するが、学校の規定上、施設に入れるよう告げられる。一方、フィチョルはクムビを捨てたおばの捜索のため、連絡がつかない状態が続いていた。そんな中、施設に入るという噂が広まり学校を無断欠席するクムビの前にチスが現れ…。

カンヒと3人で過ごしていくうちに自分を変えたいと思い始めるフィチョル。しかし、チスにクムビとカンヒの存在を知られ、美術品の案件を進めなければいけないことに。チスとは高校生時代からの友人だが、過去の事件が原因で悪縁になってしまったのだ。そんな中、病院でニーマン・ピック病の研究報告が行われる。交通事故の際に診察したクムビの状態が気になったパク医師（キム・デジョン）は、フィチョルに連絡をするが…。

自分が病気だということを知っていたクムビは、まだフィチョルには告げないでほしいとパク医師に頼む。フィチョルはクムビが本当の娘かを調べるためにDNA検査を考えるが、それに気づいたクムビはショックを受ける。そんな中、フィチョルの亡くなった父親やチスとの過去の話を知ったクムビは、突然フィチョルに流れ星を見に行きたいとねだる。一方、デパートで働いているジュヨン（オ・ユナ）の前にクラブで出会った男性が現れるが…。

ミンアのＰＣを壊した犯人としてクムビが疑われ、シルラの母は、個人情報を盗んで詐欺に使うのだろうと、クムビとフィチョルを侮辱する。一方、研究員としてカナダに行くことを迷っているカンヒ。それを知ったフィチョルは、クムビとサプライズで引きとめようとする。そんな中、フィチョルとカンヒはクムビの病気について知ることになり…。

チスから母が亡くなったことを聞いたジュヨンは、母が孫のクムビに15億ウォンの遺産を残していることを知る。フィチョルは深夜労働をしながら稼いだお金で、クムビのために栄養剤と言い聞かせ高い薬を服用させる。クムビは下校中チスから本当の母が生きていると聞かされ、ジュヨンが働いているデパートへと向かうが…。

チスはフィチョルへの復讐の準備を着々と進めていた。そんな中、ジュヨンはタロット占いをしてもらうためにクムビを訪ねる。一方、フィチョルはマ弁護士に呼び出され、クムビに多額の遺産があることを聞かされる。ジュヨンが今さらクムビを引き取りにきた理由を知ったフィチョルは腹を立ててデパートへ向かうが、病気について話そうとしたところにクムビが現れ…。

マ弁護士のアドバイスを聞いたフィチョルは、ジュヨンが親権を喪失するに足る証拠を探すよう依頼する。ジュヨンはクムビを連れ出し、ショッピングやネイルを満喫させてクムビの心をつかもうとするが、なかなか警戒心を解いてくれない。そしてジュヨンはクムビが本当にフィチョルの子なのか確かめるためにDNA検査を試みる。一方クムビ、フィチョル、カンヒは３人で思い出作りのため、お出かけをして楽しい時間を過ごすが…。

カンヒは、クムビがニーマン・ピック病を患っていることをジュヨンに告げる中、フィチョルは親権を喪失させる準備を進める。しかし、過去フィチョルに裏切られた検事やキルホたちは、フィチョルの言葉を信用せず、取り合ってもらえない。そんな話を聞いていたクムビは、検事であるシルラの父に頼みにいく。一方、ジュヨンはクムビを連れ回すが、泥酔してクラブ前で騒動を起こしてしまい…。

ジュヨンと一緒に暮らすと決めたクムビは、フィチョルとカンヒと最後の夜を過ごす。理解に苦しみながらも、クムビを信じて送り出すフィチョルとカンヒだったが、離れて行ったクムビを恋しく思っていた。ジュヨンはクムビを連れて帰るが、“ママ”と呼ばないクムビがもどかしい。そんな中、ガスコンロに火を付けたままうっかり眠ってしまったクムビとジュヨンは火事を起こしてしまう。

クムビは理科の実験中に手が痙攣してしまい、シルラになにかの病気だということを知られる。そんな中、ジュヨンはバーテンダーの旧友から大金を要求され、渡さないと過去の事実をみんなにバラすと脅される。姿を消したジュヨンを探したフィチョルは、過去の過ちを謝罪する。クムビの病気を知ったクラスメートの両親たちは、クムビを施設に送ってほしいとミンアに詰め寄るが、ミンアやジェハはクムビを守ろうとする。

クムビの病状を知るためにカンヒを訪ねるジュヨン。パク医師からニーマン・ピック病の現状を聞かされ、取り乱すジュヨンを見て心配になるカンヒ。そんな中、フィチョルの父とジョンウォンの関係を調べていたチスはクムビに呼び出される。一方、弁護士からクムビの遺産詐欺に遭ったジュヨン。クムビの薬代はおろか生活費さえも苦しくなり絶望に陥る。フィチョルは父の昔の同僚に会い、父の死にキルホが関係していることを知ってしまい…。

クムビの純粋さに触れるうちにフィチョルへの復讐心が薄れていったチスは、フィチョルがジョンウォンの元へ復讐に向かうのを止める。そんな中、ジュヨンが仕事から家に戻るとクムビが姿を消しており、夢遊病で外をさまっているところをなんとか発見する。 ジュヨンはパク医師を訪ねるが、クムビが夢遊病になった原因を聞かされてショックを受ける。

フィチョルとカンヒはクムビの治療法をパク医師に尋ねるが、現実的な返答に戸惑う。一方、ジュヨンはソンガプから南米へ行かないかという提案を受けていた。クムビは終業式の日、体調が悪いなか登校するが、急にめまいを起こし、教室で倒れてしまう。倒れてしまう。実際にクムビの状態が悪化していく姿を目の当たりにし、フィチョルは動揺を隠せない。

ホ医師はカンヒにクムビの病の進行を遅らせる治療として、脊髄腔への注射を勧めるが、激しい副作用が伴うこともあるとパク医師は反対する。一方、クムビは同じ病室で知り合ったウンスの勧めで死を経験してみようと棺おけの中に入るが、ウンスの予想とは違う反応を見せるクムビだった。

頑固で心を開かないウンスのために、クムビはフィチョルたちと一緒に演劇をしようと提案する。そんな中、ウンスの父は臓器提供ドナーを必死に探し回っていた。一方、クムビは脊髄腔の注射を受け治療することを決意する。脂質の数値が落ちたことを喜ぶが、副作用で耳が聞こえにくくなってしまい…。

カンヒとフィチョルは家で小さな結婚式を上げる。しかし、徐々に出来なくなってしまうことが増えてきたクムビは、ストレスで癇癪（かんしゃく）を起こす。ついカッとなって手を上げてしまいそうになるカンヒにフィチョルは激怒。そんな2人の様子を見ていたクムビは夜中に歩く練習をしようとする。そして、ホ医師とパク医師はクムビの病気を遅らせる遺伝子治療の研究を始めようとするが…。

クムビの記憶障害が予想よりも早く進行してしまう。そんなクムビの姿を見て心を痛めるフィチョルは、クムビを思い出の場所に連れて行く。その日の夜、目覚めたクムビは力を振り絞ってフィチョルにメッセージを残そうとする。そして何かを思い出したクムビは病院を抜け出してある場所へと向かうが…。