上海十月

ありふれた奇跡の上海十月のレビュー・感想・評価

ありふれた奇跡(2009年製作のドラマ)
3.0
朝焼けだと想いますが、高圧電線が映っています。テレビでは結構珍しい構図な気がします。家並みや路地が良く出てきて普通の生活のドラマです。ネガティブな人が一人じゃないとわかるまでを描きます。主演の仲間由紀恵と加瀬亮の恋愛を中心に描きますが結構古風な二人で今時な感じがしませんね。台詞に「そちら」「うん」とか多くて、まどろこっしい。引きの映像が多くてTBSでのアップや下から見上げるような映像はなく、この淡々としたドラマをより淡々としたものにしていきます。何が見どころかと言うと主演の二人には悪いが風間杜夫だ!井川比佐氏と岸部一徳の台詞が実にいい。陣内孝則がホームで自殺しようとするシーンは、木下恵介の「日本の悲劇」のオマージュと後に気がつきました。
上海十月

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