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けものみちのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

けものみち(2006年製作のドラマ)
4.6
貧困と絶望の底から抜け出すため、ある日出会った男ニューロイヤルホテル支配人小滝(佐藤浩市)の誘いに乗って、自宅を放火した女・成沢民子(米倉涼子)の物語を描く。
しがらみを断ち切った民子は、政財界の大物・鬼頭洪太(平幹二朗)の愛人となって生まれ変わるが、そんな折、世田谷東署の刑事・久恒春樹(仲村トオル)が民子を放火事件の容疑者として追い始める。
民子は、鬼頭の莫大な財力とコネを使って、宝石デザイナーとして栄光の階段を登っていく。
民子を鬼頭の下に送り込んだ小滝は、密かに政経済界を揺るがす策を練っていた。果たして民子の運命は?
松本清張のサスペンス小説をドラマ化した作品。
名取裕子版より米倉涼子が演じた民子はしたたかでタフで、よりしたたかでカッコいいピカレスクヒロインとしての魅力が痛快。民子を鬼頭の下に送り込んだ小滝の思惑が予想外でよりサスペンスフルで、クライマックスの展開がよりスリリング。民子と小滝と久恒の三角関係が、ロマンチック。米倉涼子と東ちづるや若村麻由美や星野真里や田丸麻紀の野心家女性同士のせめぎ合いが、スリリング。
中島みゆきの主題歌が、良い。
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