シリーズ最終章。
もはや、荒廃し過ぎた世界を二組のパートに分け、さらに散り散りになっていく様子が描かれていく。
マギーとニーガンの険悪さが描かれるが、私にはどちらも好きなキャラなので歩みよってほしいと感じながら、今後この二人のスピンオフも観る事ができるらしいという期待感が嬉しい。
最終章ということが感慨深いが、ダリルというキャラクターは最初、最悪な兄がいた為に不信感を抱きながら追っていたが、他人思いで行動力があり、とても優しいキャラでずっと好感度が高かった。
Huluで独占配信されているノーマン・リーダスのドキュメンタリーでは、実際にプライベートでも仲良しというジェフリー・D・モーガンとのスペイン旅行での映像も楽しみ、ウォーキング・デッドでは寡黙であるが、実際には明るいキャラというギャップが良かった。
最終章6話での、耳が聞こえないコニーの世界をコニーと共に体験したが、本気で怖かったし、このシーズンは今までのシーズンを超える人間同士の緊迫感のある戦いが一つ終わるとまた一つ戦いがあり、息つく暇もない展開で、シリーズ最高峰の面白さだった。
後半では各エピソード毎に、過去のキャラクター達の映像が映し出され、懐かしさと共に、エピソードが進む毎にこのメンバーでのドラマが終わってしまう事がとても残念で、24話目が近づいてくる事がとても悲しかった。
このドラマでグロさの耐性が付いたし、ゾンビ作品でありながら、人との繋がりを描いたヒューマンドラマでもあり、とても楽しませてくれた最高のドラマだった。
