イギリスのドラマとしては、新しい取り組みと言うか、イギリスドラマらしくないのが上手く作用している。
ボーダーコントロール、つまりは出入国管理局に勤めるアッシュ(O・T・ファグベンル)はパートナーのトム(ロバート・ロンズデール)がある事件で負傷したことに責任を感じている。そんな時にUNITという組織から参加するように声を掛けられる。
UNIT(Undercover Narcotics Investigation Team)は麻薬取締を極秘裏に行うチームで、警察などにもあまり知られていない。
元々、麻薬取引の大物を捕まえることを夢見ていたアッシュはチームに参加し、ロンドンで活動している麻薬密売組織を追う。
ツッコミどころは実は多くて、アッシュたちが追う密売組織がロンドンだけで活動しているように見えたり、UNITメンバーが仕事の危険度の割には武装していなかったり、極秘チームの割にバンバン目立つ仕事をしたり…。
とは言え、しっかりと練った感じで作られているので楽しく観れる。友情、家族愛、そして仕事への忠誠心などイギリスらしい要素もキッチリと取り込まれている。
久しくロンドンに行っていないが、良く知っていた普段着のロンドンが見れたこともプラスポイント。
セカンドシーズンを匂わせるシーズンフィナーレだったが、どうもこれで終わりらしい。残念。
