芹沢由紀子

ベター・コール・ソウル シーズン4の芹沢由紀子のレビュー・感想・評価

4.4
シーズン通して、やっと、ジミーマッギルから、いかにしてソウルグッドマンが生まれたのかを理解できたすごい流れでした。
まずキムはすごくいい女で、周囲からはおかしく思われてる、できれば距離を置きたいと思われそうなジミーを献身的に支えててすごい。
そんなキムのハートを射止めたジミーもすごい。

アルバカーキの街や、弁護士業界や、メキシコのカルテルがらみの裏社会、行ったことないけどとても親しみがわいた。
イグナシオ、セリフが必要最低限だけどいい味。人間っぽい。
例のトンネルを掘らされているドイツ人技師たちのエピソードも秀逸で、ほんの脇役の一人ひとりにもキャラ設定に抜かりなく、人間味があふれていて感情移入できる。
こんな苦労して作った作業場を・・・・最後はあんな風に終わらせるなんて・・・・ああ・・・・フリング、ぬかりありすぎでしょ、とブレイキングバッドのケツを知るものとしては非常に遺憾な思い・・・

シーズンのラスト、いろんなものが詰まりすぎていてとても心を打たれた。ジミーが駐車場で涙するシーン、キムに強がるシーン。最高に切ない。
そして、早くシーズン5、観たい待ち遠しい。
芹沢由紀子

芹沢由紀子