ルーク大佐

ファウダ ―報復の連鎖― シーズン2のルーク大佐のレビュー・感想・評価

4.0
とにかく予想外に人が死ぬ。殺される。シーズン1よりも見ごたえがあり、アッと驚くシーンも増えた。

イスラエル、パレスチナ地域の情勢からすれば、本作のシナリオは現実の出来事を参考にしているのだろう。全体のあらすじはわかりやすい。

ただ男尊女卑の地域色によって親子DV、夫婦DVは当たり前のように描かれる。警察が参考人の女性に対して「黙っているのならば流産させるぞ」と脅したシーンにはドン引きした。欧米のドラマではさすがにありえない脚本だが、この地ならばリアリティがある。

役者陣は巧みに役を演じている。ハマスの若手リーダーの発狂した目つきやハマス幹部の「政治屋」のような存在もハマってた。
欧米ドラマほど洗練されていないのだが、逆にそこが緊張感をもたらしている。

追う側も追われる側もみな傷ついていく。それがパレスチナ地域のリアルなのだろう・
ルーク大佐

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