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THIS IS US/ディス・イズ・アス シーズン6のlinenのレビュー・感想・評価

5.0
いよいよファイナルシーズン‼︎
最後まで丁寧に描かれる家族の物語。

ビックスリーが幼少期の夏のある日、家族5人ででプールに行った時のシーンが繰り返し出てくる。今までも何度となく見てきた、プールシーン。それぞれの目線で抱える心の色は様々であった事を新たに語られる。
彼らの思い悩む姿を観ていると、何故か鑑賞側の自分自身の無自覚のトラウマが浮き彫りになる。過去は変えられないけれど、彼らが理想の姿を生き見せてくれるので、少し気持ちが楽になる。ひとつ私にとって印象的だったのは、ベスが思春期の時に出会ったバレエ教師との関係。彼女が挫折した経験の、長年抱えていたトラウマを乗り越える姿はなんとも鮮やかだった。
まさか、ジャックの親友プエルトリコ人のミゲルの物語を観れる日が来るとは。ナイスガイ。ミゲルのお父さんの言葉、私もこれから使いたい。ついでにランダル夫妻の「最悪のシナリオ」も必須アイテム。
俳優陣皆お疲れ様。一番は偉大な母、レベッカ役のマンディ・ムーアに捧げたい。ジャック役マイロもありがとう‼︎
最終回は大団円で涙涙。人生の終焉にも触れ、このドラマを超えるものは無いのでは?と思えるほど。全ては意味があり繋がっているし、続いていくのだ。
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