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Silk 王室弁護士マーサ・コステロ シーズン1のMIDORIのレビュー・感想・評価

3.8
“The Game”を見てからトム・ヒューズの色気にやられて、トム・ヒューズ目当てで見始めましたが、話が面白くてさすがBBCだなと思いました(“グッドワイフ”が好きな人はハマるはず)。1シーズンたったの6話しかなくて、もう少し観たいなというところで終わってしまうのもBBCらしい。

主人公マーサ・コステロがめちゃくちゃカッコよくて、サバサバした性格と裁判に対する情熱のギャップがいいですね。これまで見たイギリスのドラマは、スパイやミステリーが多くて、裁判系は殆ど見たことが無かったので、イギリスの文化を知るのも新鮮で面白かったです。

イギリスには王室勅撰弁護士というのがあり、王室勅撰弁護士に選ばれると絹のガウンを羽織って裁判に出ることから、「通称:シルク」と呼ばれています。シューレーン法律事務所では、マーサとクライヴがシルクを目指していますが、二人推薦者を出すことを渋ったマネージャー・ビリーが二人を競わせることに。そして、それぞれに見習い弁護士をつけて、マーサにはニック(トム・ヒューズ)、クライヴにはニーフ(ナタリー・ドーマー)をつけます。ベテラン×見習いたちの関係、マーサ×ビリー×クライヴの関係、更にはビリーを出し抜いて独立しようとする人たちの動きなど、たった6話でまとめてるのが凄いです。

残念ながらニック役のトム・ヒューズとニーフ役のナタリー・ドーマーは1シーズンで降板(その後、トム・ヒューズは「アバウト・タイム」や「女王ヴィクトリア」で人気俳優の仲間入り、ナタリー・ドーマーはもう言うまでもない超ヒット作「ゲーム・オブ・スローンズ」のマージェリー・タイレル役で有名になりました)。

クライヴ役のルパート・ペンリー=ジョーンズもカッコよくて目の保養。
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