芹沢由紀子

ナルコス:メキシコ編 シーズン1の芹沢由紀子のレビュー・感想・評価

3.9
私はナルコスコロンビアシリーズを見た後、ネットでいろいろ調べてしまったんで、キキの悲しい事件も本編に触れられてたのを思い出し、冒頭から「ああ、こいつラストには・・・」みたいな悲しみしかなかった。
てっきりコロンビア編のペーニャが出てくるのだと勘違いしていたけど、主演のキキ役の俳優さんの名前だった。マヌケWW

しかし実話より脚本は多少ソフトな描写にとどめてあり、実話の実写化ではなかった。目を覆うような苦しいシーンは省かれている。

もう一人の主役、ミゲル・フェリクス・ガジャルド、なんなん、名前がごっつうかっこいい!地味ないでたちだが、野心を胸に秘めDEAもノーマークの小物から、カルテルのボスにまでのし上がってゆく力量は恐ろしい!!
家族を捨て、いろんなものを切り捨て、己の美学を貫いてゆく。

キキ・マカレナも地味で小柄ではあるが、リアルなDEA捜査官な感じがして、もう本物にしか思えない。
イーストウッドさんの「運び屋」にもDEA?だかの役で出ていて、有名な役者さんなんだなとわかる。

途中の回で、なんと、エスコバルやカリの紳士たちの面々も登場して、ナルコスファンならきゃあきゃあしちゃうよね、そして若き日のエル・チャポも登場してきて、シーズン2では出世していくのかしら?楽しみ。

シーズン2の配信が始まったので、制覇したらまたレビューをさせてもらいます!アディオス!
芹沢由紀子

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