韓国ドラマにしては珍しい、心理描写に重きを置いたドラマでした。日本の名作のリメイクですが、別物と捉えてもよいかと思います。独特のキャラ設定、特異なセリフ回しは、日本版に分があったように思います。が、韓国版の演者たちの味わい深さ、その深みが、物語を別の物へと昇華させているように思いました。
ペ・ドゥナのがさつさとチャテヒョンの神経質なところ。価値観の違いを鮮明にしてくれていて、見ごたえありました。ソン・ソックとイエルの再生。ソン・ソックの優柔不断そうなとこがすごいよかった。…最後は思わず応援しちゃってたよ。泣けた泣けた。
シーズン1とシーズン2を合わせてだけあり、じっくり時間をかけて描写されてました。長い、と感じるかギリギリのレベルでしたが、ちょうどよかったかもです。
おばあちゃんが血のつながってない家族たちと暮らしてるその姿こそドラマ最高の離婚が掲示してた、ひとつのかたち、のような気がしております。ばあちゃんとそのまわりと、やはり二組のカップルのくっついて離れてに、世知辛さを感じたりほっこりしたり、とやっぱり素敵な物語でありました。
