騙された人を、特に身内が責めたらいけないんだなぁ。
その人は、騙されただけでもう十二分に傷ついているから。
騙されたことを認知しない光代さんが悲しかった。
大抵の犯人はこのドラマの登場人物の下っぱたちような反省は見せないだろうと思う。
反省するだけの共感力がなく、そもそも共感に必要な自己理解が育っていない。
自分がなにをしているか、どう思っているのかわからず／わかろうとせず、ただ、興奮や報酬(金銭だけでなく人間関係からも得ている)で脳が気持ち良くなり、やりがいを感じてしまう。
そんな“心地よさ”に流された先は身の破滅。
ただ、彼らは幼くして“無敵の人”で、破滅する前から終わってるか、なにもない(と、感じている)。
そうなったのは八割方彼ら自身のせいではなく、こと、彼らの情緒が育たなかった点に関しては100%責任はない。
でも、生い立ちや特性に責任はなくとも、行動には責任が伴う。
こういう人たち自体がこの社会から消滅することはないから、とにかく末端を捕まえ、刑罰を科し、「簡単」「みんなやってる」「捕まらない」「捕まっても大したことない」という、正当化要件を潰して“なり手”の増殖を抑止し、上層部を追うしかない。
上層部を追うために、アメリカ並みの資金移動監視を入れて良いと思う。
現金で盗ったとしても、いつかどこかで何か(物／為替／預金)に変換される。そうじゃなければ紙切れだもの。
