ねぎ

会社行きたくないのねぎのレビュー・感想・評価

会社行きたくない(2019年製作のドラマ)
3.6
もはや普通のドラマでは満足できないあなたにオススメ。
KBSのドキュメンタリー制作チームが手がけたクセつよドラマw
韓国社会の独特な問題点を、インタビュー形式+コント+ニュースを織り交ぜてくる異色作!
韓国文化、略語、世代間ギャップ…解説が興味深いー!

【クセ①インタビュー形式】
経営不振の文具メーカーの営業企画部を舞台に部のメンバーたちのそれぞれの本心がインタビューで明かされる。
このタイプの演出は「プロデューサー」以来…「エージェントなお仕事」でおなじみキムグクヒしが最高だったよ

【クセ②問題解決コント】
急に挟まれる女芸人カンユミによる韓国社会の課題解決コント。
カンユミしと言えば日本人キャラ「シバサキ タカラ」がおなじみで、ここにも登場w
日本語っぽいけどめちゃくちゃなトークがおもろいし、完全シュールコントな世界だったw

【クセ③ニュースショー】
これも突然挟んでくる、韓国ならではの独特な社会慣習や文化を外国人視点で論議するグローバルニュース。
脳セクのタイラーがアンカーで、オーストラリア人とインド人がドラマの中のエピソードについてコメントする。
欧米から見て違和感のある慣習も日本と同じなこと多数。

【クセ④専門家の意見】
リストラの回で理事が「会社の成長には枝払いが必要だ」と言えば、庭師が出てきて光合成と枝払いの長所短所を述べたり、会社は綱渡りだという回では綱渡り師が出てきて秘訣を語る。
さまざまなジャンルのインタビューが入るのはさすがドキュメンタリー班の人脈w
そして深イィ。

最初はなんじゃこりゃ?だったけれどだんだんこの斬新な演出がくせになり、韓国社会の理解にすごく役立つことに気づき…

完走してみて思ったのは
オフィスドラマというよりも、会社にまつわるドキュメンタリーをドラマというツールを使ってやってしまおう!という主旨だったのかな
ナイストライだった!
ねぎ

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