予告編で号泣した。
予告編というよりは特典映像だろうか。
『キャストが読むカミングアウト・レター。』
「君は1人の人間
君が好きだよ
だから君も僕を好きになっていいんだ」
LGBTQ+では、収まりきらないジェンダー、セクシャリティ、そしてジェネレーション。
「彼らは性的な嗜好で人を批判したりしない」
すべてを受け入れる街、サンフランシスコ。
もともとそこに「あった」のではない、彼らが「勝ち取って」きた聖域。
「あの人は竜巻女だ」
メリー・アン・シングルトンが、その現在のサンフランシスコに帰ってきた。
アーミステッド・モーピン原作
1993年に製作された同題ドラマの続編。
号泣から始まったドラマ。
途中、本当に考えさせられた。
今、ここにいる、自分自身のこと。
自分を取り巻く、この世界。
現在、過去と未来。
最終話。
少し泣いた。
そして笑顔になった。
永遠に忘れられない作品になった。
自分自身について、世界について、考える限りは、永遠に。
その度に、今作を思いだすかもしれない。
同じ空の下にあるかもしれない「場所」。
少なくとも自分の心の中には、永遠に。
冒頭に書いた号泣は、もちろん内容に琴線が触れたからでもある。
一方、ある事実を自分が知っていたからこそ、涙腺が崩壊した。
冒頭の引用「君は…」の部分のセリフを、アンナ役オリンピア・デュカキスが言っている。
今年2021年5月1日に彼女は亡くなっている。
今作を最後まで見た方なら、最終話の涙の意味も理解してもらえるだろう。
“Yes…you are a person.
Yes…I like you.
Yes…it’s all right for you to like me,too.”