カリオット

サマー・オブ・ロケット スパイにさせられた男のカリオットのレビュー・感想・評価

4.0
穏やかな英国の初夏の風を感じながら、忍び寄ってくる核と共産主義への恐怖。
描かれる古き良き大英帝国の時代への郷愁。

登場人物それぞれ魅力ある人が多かった。(ティモシースポールの只者じゃない恐怖を纏ったオーラが凄かったわ…)
長女のハンナが好き。めっちゃ可愛い。ファンになりました〜

不必要なシーンがいくつかあったように思う(サミュエルとキャサリンの謎の不倫?とか、ベジタリアンの下りとか、核の訓練?とか)。そういう伏線が回収されてすらないので少しモヤモヤ…

総じてミステリー要素とスパイものと人間ドラマがうまくできていたし、面白かった。当時の世界が終わる現実的な雰囲気も感じられた。

P.S.イングリッシュガーデンがとても色鮮やかで綺麗だった。
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