いろどり

チェルノブイリのいろどりのレビュー・感想・評価

チェルノブイリ(2019年製作のドラマ)
4.5
チェルノブイリ原発事故の後、隠蔽しようとする政府、巻き込まれた人々の影響、被害を少しでも抑えようと奮闘する人々を描く。ほとんど実在の人たちをモデルに、原子力研究所の科学者をメインに群像劇のテイストで進む。

科学者以外は原子力に無知で、瞬く間に被害、悲劇が広がっていく様子は地獄絵図。ガイガーカウンターの針が最大値を指し、死の警告音が鳴り響くさまは身の毛もよだつ恐怖。何度も吐きそうになった。特に第2話は事故直後の右も左もわからない混乱をうまく表していたと思う。一番恐ろしい回だった。

なぜ事故が起こったのかの詳しい説明がじっくり練り込まれ、全貌がわかりやすく描かれた秀逸なドラマだった。コンディションを整えての鑑賞を強くおすすめする衝撃作。
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