黄推しバナナ

シャーロックの黄推しバナナのレビュー・感想・評価

シャーロック(2019年製作のドラマ)
3.5
⚠そのシーズン分けで「スコア5.0〜1.0」の得点を付けていきます。

スコア5.0→全話鑑賞=絶賛オススメ!
スコア4.0→全話鑑賞=普通オススメ!
スコア3.0→全話鑑賞=少しオススメ!
スコア2.0→途中リタイア!
スコア1.0→1話リタイア!

映画のスコア付けとは少し違います。
ご了承下さい。

【2019年10月期ドラマ】

原作 :
アーサー・コナン・ドイル
脚本 :
井上由美子
演出 :
西谷弘
出演者 :
ディーン・フジオカ
岩田剛典
山田真歩
ゆうたろう
佐々木蔵之介


お決まりパターンが良き!

❶オープニング→画面に向かって、
“シャーロック
アントールド ストーリーズ”
タイトル書き!
※マジック、スタンプ、血痕、などなど

❷推理中に頭の中を整理するため
「バイオリン」を弾く!

調べてみるとなるほど!
西谷弘監督が演出しているからか!

西谷弘監督の演出作品

ガリレオ(2007年)
この流れの組み方に近い!

①フレミングの左手の法則で顔を隠す!
②謎が解けそうなとき数式をどこでも書く

“アントールド ストーリーズ”だけあって原作シャーロック・ホームズとは名ばかりのオリジナルらしい。イケメン二人、誉獅子雄(ディーン・フジオカ)と、若宮潤一(岩田剛典)のバディ推理物を作りたかった、そこでシャーロック・ホームズに矢が立ったのではないだろうか。

作品的には全くの別物に置き換えているので違和感なく見れ面白かった。
※他の方の考察ではシャーロック・ホームズの、“このキャラに置き換えている”の説明を見たことがあるが原作未読なので私はタッチしません。

いいとこ取りの警視庁刑事部捜査一課係長の江藤礼二(佐々木蔵之介)のキャラも良い!

ダークサイド側のキャラ

赤羽汀子(松本まりか)
青木藍子(菅野美穂)
市川利枝子(伊藤歩)
石橋卓也(金子ノブアキ)
安蘭世津子(長谷川京子)
波藤園美(かたせ梨乃)

豪華で濃い出演者たち凄く良い!

だが1つ問題が、
誉獅子雄に、「ただ知りたいんだ…本当の悪を」と言わしめた犯罪組織の首領であり獅子雄の宿敵でラスボス的存在の、守谷壬三(大西信満)がキャラが薄い…

「私が本当の守谷だと思っていますか?」と誉獅子雄に言う場面があるが、偽物の可能性もある…だが真実は誉獅子雄を道連れに守谷壬三は海に身投げして闇に…

二人の死体は上がらず…
誉獅子雄は最後まで出てこなかった…

死んでしまった…
のか…

真実は闇に…


余談ですが、
ワンシチュエーションで展開する第9話、

“北イタリア料理店「リストランテ・エレナ」殺人事件”

脚本も演出もライティングもBGMも雰囲気も凄く良い!
ゴシック調のサスペンスを日本に当て嵌める撮り方がうまい!


「元彼の遺言状」も西谷弘監督に演出してもらったほうが良かったのでは?
黄推しバナナ

黄推しバナナ