あめこ

ザ・ファミリー: 大国に潜む原理主義のあめこのレビュー・感想・評価

4.0
今見ておくのがいいと思ったドキュメンタリ
宗教を研究していて潜入することになり…

はっきりとした宗派もなく
キリスト教と原理主義…とされながら、聖書の自分たちの解釈にあった(というか使える)切り取った部分だけ読み込み、ホモソ関係で洗脳していく、俗世から離し、共同生活をし、政治家のためにトイレ掃除をさせられる若者の集団、ブラザー、ファミリーと呼び合う、ヒトラーやスターリンの組織でさえ見習う「強い絆」
彼らのイエスは慈愛に満ちた存在ではなく、現代なら海軍やアメフトをやっているようなマスキュリンな存在
宗教を使った政治的権利(パワー)を持つための組織(非公式にし)、世界中に枝を伸ばす
例え強姦をしても「選ばれし者」ならば悪人でないとする指導者になったものは選ばれし者
「奉仕」してくれる女性との出会いの場さえ与えられる…
一話目からヤバさを感じる
二話目からは内情と宗教の政治介入について明らかになっていく
祈祷朝食会、ダグ・コー、全米ライフル協会、ロシア、伝統的な家族、宗教を使ったLGBTへの差別、権力の繋がり、人脈づくり、独裁者との繋がり、トランプ…根が深い
「宗教の自由」という大きな隠れ蓑は日本でも

「神はエリートを愛する」
長いが見応えはある
あめこ

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