ryota

リカのryotaのネタバレレビュー・内容・結末

リカ(2019年製作のドラマ)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

サイコパスストーカー女に目をつけられて恐怖に慄くドラマ。っていうとありきたりな感じもしなくないですが、ここまで徹底してやってくれると怖いを通り越して笑っちゃいます。

高岡早紀のサイコっぷりと、ベタベタな演出だけの作品で特にこれといった新鮮なところはありません。ただ、地上波で毎週のように人を殺すシーンが出てくるのはすごい。よくやった!って感心できます。でもね、謎の注射持ってたり、全く事件が発覚しなかったり、ツッコミどころ満載すぎて、笑えればOKだけど怖がらせようとやってる感じだから結構戸惑います。まあ、前半4話後半4話の二部構成だし、ひたすらびっくり顔する小池徹平とか大谷亮平を眺めつつ、高岡早紀の嘘つきっぷりとサイコっぷりを観てれば、気がつくと終わってます。リカを疑うだけで簡単に殺されちゃうのはちょっとびっくり。で、人が次々に死体となってるのに、警察入ってこない。うっそ。まだ良心が残ってる私としてはその辺りは胸糞です笑。

あーでもね、個人的にはサスペンスがそんななら、もっと残酷描写が見たいですよ。恐怖を煽るならもっと過激にやってほしい。ドラマの限界なのかな?タクシー追いかけたり、ジャンプスケアくらいではびくともしないよお。あと、ラストが当たり前すぎて辛いっす。どうせなら、目にちゃんと注射器ブッ刺して抉るくらいしてほしいぜ。そこまでいったら、バッドエンドにしてね。事件は一切発覚せずにリカの思い通りになって終わり、みたいなね。その方が余計に悲しいしショッキングだよお。連行されて、結局脱走してまた登場ってのもまあギリギリの判断だろうけど、それこそツッコミどころになっちゃう。

警察の無能っぷりがまた大量にこの作品でも描かれてますが、下手すると日本の警察を信用しない人続出するんじゃないかと心配になります。だったらさっき書いたみたいに、警察がリカを幇助するくらいにクズになって、世紀末くらいのショックを与えて終わって欲しかったなあ。あ、勝手な妄想です。すみません。
ryota

ryota