ふじこ

インジャスティスのふじこのネタバレレビュー・内容・結末

インジャスティス(2011年製作のドラマ)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

地味ながら王道のサスペンス。

過去に(不可抗力ではあるが)子供を殺した犯人を無罪にしてしまい、目の前でそれを笑われたトラウマがあって田舎に引っ越した弁護士が、大学時代の馴染みの依頼で避けていた殺人事件の弁護をする事になる。
何度も何度も、本当に殺してないのだな?と確認する姿や、無罪にしてしまった男が殺した少年の幻影が付き纏う辺り、かなり精神的ダメージは深そう。

一方、その無罪にしてしまった男が頭を撃ち抜かれて死んでいるのが発見され、二人の刑事が捜査に乗り出す。
結果を出すので見逃されているマジでクソみたいな性格の刑事が辿る手掛かりの幾つかが一見無関係な事件に繋がっていく。

弁護士の妻は出版社でのキャリアを捨て夫について田舎に。少年鑑別所のような処で教えている。
その中の一人の少年が書いた作品に可能性を見出した彼女は何とか出版できないか?出版したとして、彼の過去は?一体何の事件で?と探ってみる。

最終的にそれら全部が混ざり合って、なるほどねぇ、となる。
刑事がDVで自滅しなければ主人公はスポール(トラウマの元になった子供殺し)の殺しで逮捕されてたのかなぁ。とりあえず偽証で引っ張ろうとしていたけれど、どうなのかな。
マーティン(依頼してきた本当は有罪の元友人)を殺したのはバレてなさそうだったけど、この先一生ウソついた依頼人は処刑していくんか…?もうとっくに精神が壊れちゃってて辛い。
マーティンがホテルに戻った時間の空白を何故検察が全然調べてないのかがよく分からなかった。ガバガバ過ぎない?13分の空白ほっとくとか。

事件自体も真相も なんかで観た事あるなぁ~って感じだったけれども、最後の主人公の奥さんの一言は良かったなあ。
新しい依頼もまた殺人の容疑者。
「殺人は得意だものね?」
ふじこ

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