2019年の参議院議員選挙で「れいわ新選組」の山本太郎は消費税は廃止とぶち上げた。
それを聞いてそんなことして大丈夫かという意見を持つ人が多かった。
今世界を作り上げている貨幣システム。
そのシステムははたして素晴らしいシステムなんだろうか?
物々交換のツールとして生まれたお金は今や人生の目的にもなっている。
貧困をなくそうと作られたコミューンで育てられた少年は台湾で精巧な偽札造りで貨幣システムをぶっ壊そうとした。
そのボスは世界を牛耳ろうとした。
いずれにせよ「金」という悪魔に魂を売ってしまった。
日銀、ロスチャイルドから警察、町工場の職人までお金に支配された人々の哀しみを描いた…、という感じなんだろう。
この重厚なテーマの割に軽い。
薄い。
薄すぎる。
有能な美人警官という設定の黒木の演技もあまりに薄く軽すぎる。
ドラマに重みを添える石橋、笹野も流石の演技だが、描き方が軽すぎる。
潜入捜査してるのに公園やラーメン屋で堂々と報告するというのも疑問だし、世界にたった1人の技術を持つ職人の高橋の描き方も不十分。
キャスティングと演出が違ったらもっと面白いドラマになったのに惜しい。