人の罪を明らかにしたり裁いたりするのは裁判官や検察、だったら被告がそこに至った背景や内面を考えるのが弁護士の役目、みたいな考え方にハッとします。
罪は裁かれなくてはいけないけど。理由も無しに罪を犯すまでになる人はあまり居ない…と思いたい。
綺麗事なのかな。
悪徳弁護士が会長?に執着する意味がちょっと分からなかったし、悪徳弁護士として生きるようになったのも解りづらかった。法に復讐してるのか…?丁寧に見たらわかるのかな。
でも、裁判での笠原さんの涙はグッとくるものがありました。
伊藤英明さん、悪徳弁護士も逮捕されてからの涙も、惹きつけられました。悪いのに魅力的。爽やかな役よりもこういう役の方が好みです。
対象的な弁護士役だった滝藤賢一さんもコメディ封印してて、悲しそうで良かったです。
仲代達矢さん存在感凄くて…重みと説得力がありました。羽根田さんの、幸せな生活というのが薄っぺらく見える、というのは壮絶。
脇の役者さんまで豪華で、確かな演技される人ばかりで良かったです。りりィさん、初めの方顔出されてなかったけど声だけでわかる。
WOWOWの社会派ドラマ、重厚で面白いです。