待ってましたシーズン2。しかし、シーズン1以上に重たいテーマを含む。
メイは薬物依存の過去だけでなく、十代の頃に性暴力を受けていたなんて…そのPTSDを抱えながら、どうにか毎日を消化していく。つらい。
そして、自分は女なのか？という疑問。ノンバイナリーという言葉は、私もここ数年で初めて知った言葉だけど、ドラマの中で「あなたはあなたよ」「私は私かな」というセリフが印象的だった。無理して性別の枠にはめるものじゃないのでしょうね。そんなメイを丸ごとひっくるめて、受け止められるのはジョージだけなんだなぁ。ジョージもシーズン2でだいぶ心が強くなったみたい。
問題は確かに多いカップルなのかもしれないけど、ちょっと羨ましい。というのも、自分が自然体でいられて、相手に依存しない関係でいられるのなら。
プロポーズ以上に深い言葉、それは最終話の森での二人の会話。これをさらっと言いあえる関係よ。こうして少しずつ前に進んで行くのだろうね。
思うに、親密に付き合ってても、とんでもない過去や秘密を告白したり共有したりって、すごい勇気がいる。相手を信頼しててもこわいし、好きだからこそ言いたくないんじゃないだろうか。
このシリーズは今どきのテーマをぶっこみ、私にはちょっと過激なシーンもあったり「ひぇ～」って感じでしたが、メイ・マーティンという人は実は強い心の持ち主なんだと思う。劇中はヘタレだけど(笑)
