全体としては、頼りない男たちに対して、女たちが嫌気さしながらそれぞれの使命を全うしようとする話。ホームドラマでやれるそんな話を孤島スリラーとして展開した作品。
ネイサンが手に負えなかったという話も、母親2人がその後女の子しか産んでないのもそういう事だろう。
それでは男は不要なのか?というとそうでもない。
夫が浸っていた夢は最後には回り回って結果的に妻へ救いの夢を演出することになるのだ。
果たしてそれでネイサンに対する罪悪感から完全に救われたのかは分からないが、そこには頼りない男の僅かな可能性が示されている。