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サード・デイ 〜祝祭の孤島〜のbotanicsのレビュー・感想・評価

サード・デイ 〜祝祭の孤島〜(2020年製作のドラマ)
2.9
冬編冒頭まで見ての感想。
夏編は、年取ったが十分イケメンのジュードロウで最後まで見せる(余談ですがイギリスの俳優は自然に年を取った顔でいてくれるのがイイ)。不思議な島でおきるさまざまな不穏な事件が夢なのか妄想なのか無意識なのかよくわからないまま進む。多くを語らないためいろんな解釈ができそう。
ただ主人公が島から出れなくなる理由がどれもちょっと共感できないので話にいまいち入り込めない。とはいえ映像美と謎めいた島の様子などに面白味あり。
冬編は冒頭から夏編以上に主人公の行動に共感できない。あの島にこだわる理由が理解できないうえ、荒くれ者達がいる場所で車に女の子2人を放置したりするくせに、何かあるとすぐキレる。まあこういう母親もいるかもしれないが、ホラーやサスペンスにありがちな無鉄砲で不用心な女性キャラのステレオタイプと感じる。ジュードロウはなんとか見れたが、こちらのキャラ設定は主人公としては辛いため1.8倍速で見ることに。

倍速で最後まで見ての感想。
夏と冬で作風がかなり異なる。冬編は幻想譚めいたところは一切なく普通の密室パニックものという感じ。主人公のキャラに合わせてということなのかもだが夏編の出来をむしろ盛り下げる結果になったのではないかと。
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