ジャズが流れる渋〜いハードボイルドがいいですね〜。冒頭からそのムードに引き込まれた。
かつて『弁護士ペリー・メイスン』という人気ドラマがあったことは知っているが、古すぎて見たことはない。本作はその名作ドラマをロバート・ダウニーJr. が製作総指揮でリメイクしたドラマだ。
見始めて「ん? ペリー・メイスンが弁護士じゃなくて探偵だぞ?」と思ったら、これはペリー・メイスンが弁護士になるまでの前日譚なのね。
主演が『幸せのまわり道』のマシュー・リスなんだが、これがいい! ちょっと泣きそうな孤独な表情に味がある。
重厚な演技、時代考証に則った衣装や美術、ドラマ全編に流れるジャズまで、ドラマの域を超えたまさに映画並みの高水準。
ただ、1つの事件に8話8時間は長すぎる。終盤3話はかなり盛り上がったし、4話程度にまとめてほしかったな。
それと、渋いのはいいけど、渋すぎる。裁判劇はスッキリ勝って終わらせてもらいたい。
これ、シリーズ化するのかな? したらまた続き見たいぞ。