くるみ

56年目の失恋のくるみのレビュー・感想・評価

56年目の失恋(2020年製作のドラマ)
2.8
中条あやみちゃん主演のスペシャルドラマ。
とあるレストランで働く新人シェフの主人公はある日突然、タイムスリップしてしまう。
そこはオリンピックを目前に控えた56年前の東京で…というお話。
そこで出会ったシェフ(本郷奏多くん)との交流を通し、また若かりし頃のおばあちゃんの恋路を応援していく中で、主人公は自分の料理に足りない物や自分の正直な気持ちに気がついていく。

タイムスリップ物が好きなので、中盤まではなかなか楽しく観ることができた。
東京オリンピックが延期になってしまった2020年の現在が現代として描かれているので、今回のオリンピックが延期にならなければ作られることのなかったドラマなのかなと思うと感慨深い。

主人公が美しく画面映えする女の子なので、シェフの装いもよく似合っていた。
しかし後半の屋上で主人公が自分の気持ちを吐露するシーン、風が強すぎません?
たぶん重要なシーンなんでしょうけど、風に吹き散らかされてボサボサになる髪の毛にどうしても目がいってしまい、全然集中できなかった。
場所変えたり、風がおさまるまで撮影待てなかったのかな??笑
あと、主人公ってなんかすごく成長したふうに描かれてたけど、言ってることは全部奏多くんの受け売りだし、創作料理って言って認められた料理も奏多くんのスープのアレンジって…どうなんだろう…。
可愛いから誰も気づかないし許されるのかな?笑

しかし、なんといってもあの終わり方!
え、何あれ?!本当にそれでいいの?
一瞬クスッとしてしまった自分が悔しい。
時間を置くごとにだんだん腹まで立ってきた。
オチのひとつとしてはアリかもしれないけど、最後の最後であれはナイ。
くるみ

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