ななつ

ボーンアゲイン~運命のトライアングル~のななつのレビュー・感想・評価

2.2
これはまさに「メロドラマ」でした
というわけでメロドラマの意味を調べました

>メロドラマとは、恋愛を主なテーマとした、感傷的・通俗的な内容のドラマ・映画・演劇。メロドラマの「メロ」は、「メロメロにする」の「メロ」ではなく、「歌」を意味するギリシャ語「mēlos(メロス)」、「ドラマ」は「劇」を意味するギリシャ語「drama」である。
フランス語経由で英語に入った「melodrama」が、日本に入って「メロドラマ」となった。
18世紀後半から19世紀初めにかけ、ヨーロッパの舞台劇で、劇中に感情を表現したり、観客の感情を揺さぶるため、音楽を伴奏として使用する手法が流行した。それが本来のメロドラマである。
世界初のメロドラマは、1775年、ジャン=ジャック・ルソーの『ビグマリオン』といわれる。
メロドラマは、音楽の伴奏が入る娯楽的な大衆演劇を言ったが、音楽的要素が薄れ、大衆受けする感傷的な内容のドラマといった意味が強くなり、今日では扇情的・衝撃的な内容のドラマを「メロドラマ」と呼ぶようになった。


今作は2020年くらいに制作されたものとは思えない古臭いドラマです
でもこういう世界線なのだな!!と飲みこめば案外楽しめちゃいます
生まれ変わりの物語なんですけども前の生が30年前なんですよね
結構最近じゃん?
から始まって恐怖映画ばりの激しい息遣いが気に障り全ての事象にツッコミしかなく刑事さん一人を除いて誰一人本当に誰一人としてまともな考えを持つ人が出てきません
でも全部ちゃんと収まるところに収まるんですよ
超スッキリ
思いが叶ったかどうかは別としてちゃんとしたハッピーエンドです

奇麗なんだけど表情が薄く全く垢抜けないチン・セヨン
脚本上のセリフの言い回しが古いこととチン・セヨンが語尾の音のおさめ方が全部一緒なことが相性がいいんだかよくないんだか彼女のセリフだけずっと変な感じでした
まぁ単に彼女は超へたくそなままなのでしょう表情も全然読めないし考えも感情も伝わらんの変わってないですね
セリフについて何にも考えてないのが可愛いっちゃ可愛いのかもだけど伝わらん

宝塚男役みたいに完璧なビジュアルのイ・スヒョクは物語の中で大きく揺れて変化し成長していくのが見事でした
始めの顔とラストの顔全然違いますもん

どうしても心臓になりたかった男を演じたチャン・ギヨンは終始孤独で誤解されてしまう感じを熱演でした
抑えに抑えてたものが溢れ出したキスシーンは超良かったわぁ
ただいくらなんでも大学生にみえない大問題を超えるのは厳しいです

古臭さを一番代表しているのが熱い主題歌ですね
32話編成だと30分ごとに聞くことになってなかなかの破壊力でした

あとチョン・ドヨンねーさんの泣けるらしい映画がちらっと映ります
ななつ

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