シガーandシュガー

暗闇仕留人のシガーandシュガーのネタバレレビュー・内容・結末

暗闇仕留人(1974年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます

石坂浩二が必殺シリーズに出ているとは知らなかった、新鮮な驚き。
若い頃の石坂浩二のぼんぼん感のあるルックスと落ち着いた声、インテリぶった雰囲気がとてもよく「糸井貢」というキャラにあっていて、アクションはかっこ悪いので(そこもまた糸井貢のキャラがたってる)仕掛け部分はあまり感心しなかったけど、三味線を弾く姿や絵を描く姿がいい感じで可愛らしく様になっていて母性本能をくすぐられる。奥さん(主水夫人の妹という設定に驚き)を大切にしていたところもいい。それゆえの悲劇、後半の糸井の様変わりも切なく、糸井の最後も開国を望む糸井ならではだったので、大切にされたキャラだった印象。
最終話、主水がとても糸井貢を可愛いと思ってたのじゃないかなとわかる演技が沁みて、とても切なかった。

好きな話としては、お披露目の半次のふるさと・府中でのエピソード。実質、これが半次の最終の出番。