いよら

むやみに切なくのいよらのレビュー・感想・評価

むやみに切なく(2017年製作のドラマ)
3.8
キム・ウビンがちょっと苦手で、かつタイトルから「むやみに切なく」なので、怒涛の展開な気がしてしまい、積極的に観るつもりはなかったんです。でも、ジュノがカメオ出演してるなら…と。そこだけ観るってのもありかな?とは思ったんですけど、せっかくならちゃんと見ようと、見てみることに。とはいっても、1.2〜1.6倍再生という暴挙に出ました。すみません。(いやもう、ストーリー追えればいいかなと)


予告編は何度か見てみたので、キム・ウビン演じる主人公シン・ジュニョンが末期の病に冒されるってことは知ってはいたのですが、彼らの障害はそれだけじゃなかったですね。病気だけでも充分重いのに、さらに過去、というか親関連の因縁まであるとは…。
そして、邪魔してくる人たち。事務所社長はまだいいけど、議員とかグループ会長とかジョンウンとか。そこまで追い詰める必要あるの?と思ってしまいました。金持ちの人たちって、人を人とも思わなかったり、自分や自分の周りの利益以外どうでも良かったり、邪魔をするものを徹底的に潰したりと、やることが酷すぎます。


ジュニョンは、ときめかなかったけれど、カッコいい人だなとは思います。前半はかなり自分勝手でしたけど、後半、自分の気持ちを押し殺して、ウルのためを想っての行動が切ないですね。ウルと気持ちが通じ合ってるのに突き放さなければいけなかったり、病気のせいで忘れてしまうことがあったりと、なんでこんなに辛い目に遭うんだと思わずにはいられませんでした。2人の気持ちが痛いほど伝わってくるからこそ、切ないです。
タイトル通り、「むやみに切なく」です。
でも、ラストは、切なくありつつも、いい形だったのかなと思いました。

キム・ウビンがこの後、病気だったからこそ余計にリアルにも感じられます。
スジちゃんはやっぱり可愛いなぁと思いました。ヨレヨレのジャージ着ていてもね。
イム・ジュファンは、いいお兄ちゃん、でしたね。それ以上にならなかったなぁ。。彼、わたしの中で、「幽霊さま」の印象が強すぎて、いい人なのに、もしかして…と思ってしまう。
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