南森まち

ゴースト/ニューヨークの幻の南森まちのレビュー・感想・評価

5.0
温厚かつ誠実な銀行員は、恋人と幸せな時間を過ごしていた。ある日、彼は行内の口座データに異常があるのを発見する。そしてこっそりと調査を始めるのだが、暴漢に襲われてしまう。ふと気づくと彼は、自分を抱きかかえ泣きじゃくる恋人の姿を見ていた。彼はゴーストになってしまったのだ…というお話。

『アンチェインド・メロディ』の「オオ〜、マァイラァアブ〜」が流れるアレですね。
何つってものアカデミー助演女優賞を取ったコメディエンヌ、ウーピー・ゴールドバーグが面白いですよね!この成功が2年後の『天使にラブソングを…』の主演につながると思うとムネアツです。

この映画の成功以降「失ったパートナーが一時的に帰ってくる」という作品が粗製濫造されたらしい。言われてみれば、「あー…あれもそうだな」、とたくさん心当たりがありますね(笑)
生き返るだけの話は、いかにも安く作れそうだからなぁ

お盆に故郷に帰ったら、父が「面白いコメディ洋画が見たい」、そして母が「ホラーは絶対にイヤ」というので、さんざん悩んでコレにしました。みんな何となくストーリー知ってるんだけど、やはり名作、大ウケでした。意外と最近はホラー要素のないコメディ作品って少ないですね。

本作は、サスペンス、ロマンス、コメディ、ファンタジーという要素をすべて完璧な形で魅せた、今も色あせない名作でした。