日本の教育者は全員観るべき映画。
勿論、ここで描かれない現実もあるだろうし、高橋源一郎氏が述べていたように「実際は大変だ」ということも踏まえても、「今の教育がクソ」という現状認識を一刻も早く認識すべく、全員が観るべきだと思った。
同じくシネマアミーゴで観た和光小学校の一年間のドキュメンタリー『あこがれの空の下』も本当に衝撃的・感動的だったが、同様に体験型の教育の重要性と有効性を再確認した。
南アルプス子どもの村小学校・中学校の様子もさることながら（堀さんの人間的魅力が素晴らしすぎる。泣けた）、桜丘中学校前校長の言葉が本当に突き刺さった。「誰しも軍隊に入れられれば、反発を抱くだろうが、それに『発達障害』とレッテルを貼っているだけ」まさにその通り。いつまで日本は世界に1周遅れで明治以来の軍隊式教育を続けるのか？どこにそんなニーズがあるのか？
また尾木ママ先生曰く「暗記することなんて、AIに任せてればいい時代が来るんだから、必要ないのよ」全くその通り。
ここに絶対の答えはないが、「今を変える」という認識を現場の教員が持つことからしか変わらないのだとしたら、やはり日本の教育者は全員観るべき映画だと思う。
