貧困やネグレクト、水を止められるってどういうことなのか? 色々絶望的なものをテーマにした映画。
観ていてひたすら痛々しい。
破滅的な未来しか観ていて感じないから、結構つらい。
だからなのか、ラストは少々の希望を見せて終わる。
ただ、その希望のせいでちょっとハンパな印象も抱かせられるかも。
もっと突き抜けられたような気もしないでもない。
ただ、それをやると流石にキツすぎて見てられないかも。
とか考えると、これで良かったのかもしれない。
あと、肝心な水を止められることの描写がなんか弱かったかな。
常にローテンションで抑えた演出、演技。
話の規模感も滅茶苦茶小さい。
でも、それこそが邦画の真骨頂な気はする。
大予算がかけられないからこそ、こういう方向を極めて欲しい。
まぁ、万人受けを考えると辛いかも知れないけど……。
エッチなシーンはなし。
2023年169本目