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炎上する大地のrage30のネタバレレビュー・内容・結末

炎上する大地(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

オーストラリアの大規模森林火災を扱ったドキュメンタリー映画。

オーストラリアは自然が多いだけに環境問題への意識も高いのかと思いきや、首相が反知性主義というか、新自由主義的な人間でビックリ。
気候変動をデマ扱いしたり、火災を放火犯のせいにしたり、国のトップがバカなのは、どこの国も一緒なんですね…。

まぁ、それでも政府に対して抗議運動をしたり、グレタ・トゥーンベリ的な若い活動家が出てくる辺りは希望を感じる部分。
それだけ今回の森林火災は看過し難いものがあったのでしょう。

家が燃えたり、動物が死んだり、妊婦の胎児にも影響が出てきたり…。
この辺は日本人的には東日本大震災を思い出しましたね。
実際に災害を目にするまでは「大した事ない」と正常性バイアスが掛かってしまうところも含めて、自然災害は恐ろしいなと改めて思いました。

このオーストラリアの大火災についてはまったく知らなかったし、気候変動についてもイマイチ現実味を感じてなかったので、本作を通して、問題の深刻さを認識出来て良かったです。
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