椎名一霤

ヘルドッグスの椎名一霤のネタバレレビュー・内容・結末

ヘルドッグス(2022年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

総じて気迫を見ることができる映画だと感じた。気迫とは戦意であり、殺意であり、優しさであり、慈しみであり、恨みであり、憎しみでもある。己の意思で強くなった人間たちは其々の思いを遂げる。叶うものも、叶わぬものもある。ただ根が深ければ深いほどそう簡単に終わることもない。志半ばは途中ということではなく、志そのものが途中なのであり不完全で未完成な人々の有り様の結実が根の深さを見せてくる非常に素晴らしい群像劇でした。