dowaikiは家にいる

ヘルドッグスのdowaikiは家にいるのレビュー・感想・評価

ヘルドッグス(2022年製作の映画)
3.0
〜ミヤビのビはBIじゃなくてVI〜

硬派。岡田のアクション。熱血警官極道社会へ訳あり潜入捜査。観るよね〜。俺の観る潜入はいつも訳あり。

坂口健太郎がインパクトで持ってって、ミヤビはしびれる格好良さ、渋オヤジ岡田は訳あり主人公が板についてて、北村一輝はいつもの濃さと整えた眉で中ボス、しのぶは霊感。濡れる。加えてはんにゃ金田はしれっとインテリヤクザでムラジュンもちょっと居て接待ママはあれ杏子やったんか!
とまぁ、キャスト最高なんだが、それ故か?物語もバランスが均等でどこ見ていいかわからんくなる。もうちょっと他を抑えてやね、兼高(岡田)と室岡(坂口)の友情と葛藤にフォーカスしても良かったんちゃうかなぁ。熱唱熊沢の熱さが余計だったかもしれん。

んでヤクザ組織の関係性がちょっと分かりにくいのだ。殺し屋登場から処理場のシーン(これ一番の見せ場)が「え、どうなってるの?謀反なの?誰が?」ってなっちゃった。もったいない。原田眞人作品はそーゆー配慮足りないから嫌い。もうちょっと丁寧に分かるシーンでも台詞でも入れたらもっとハネるのに。と思う。

ミヤビの極道はネトフリ『ケイト』でも観たけどイイ。即抱かれたい。
遡るラストシーン、イイ笑顔。大好き。