このレビューはネタバレを含みます
エンドロールからスタートし、序盤は仲睦まじい老夫婦が映し出される。
常に画面が2分割で構成されていて、それぞれの生活を追っている。
両画面を目で追うのは正直疲れたが、珍しい構成で面白かった。
時々2人の視点の位置が入れ替わるのと、プツっと画面の切り替わりが強調されているのは何か意味があるのかなと思いながら見ていた。
単調で無機質に進んでいくのがリアルで怖いし、老老介護や息子との関係など、静かに"老い"の現実を突きつけられた。
基本的に生活音のみなので、実際にその場にいて老夫婦の生活に密着しているかのようだった。
静かすぎて映画館で見ていなければ絶対に寝てたと思う。(映画館でも寝てる人いた)
