ぴろぴろ

サバカン SABAKANのぴろぴろのレビュー・感想・評価

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)
5.0

エモい‼︎ (← 使ってみた)
笑って泣いた。 これは観て良かった〜
懐かしくて微笑ましくて、長崎の人が温かくて、なんかとても沁みる映画だった。
舞台は1986年長崎。  二人の少年の、ひと夏の冒険と友情、家族との日々を描く。

「またね」1人が言って、もう1人も「またね」
何度も繰り返す「またね!」が、こんなにも懐かしくて愛おしい。
「たけちゃん、またねー」
「ひさちゃん、またねー」
そうだった、小学生の時って本当に何度も何度も繰り返してた。  何もかもが懐かしい。
斉藤由貴も扇風機も、バシッと叩くお母さんも、股間に手がいくお父さんも。
尾野真千子×竹原ピストル夫婦が最高だった。   両親と、みかんのおじさんも含めて大人たちの包み込む様な優しさ。
親の胸で思い切り泣けるのが、今となっては羨ましく思う。
子供時代は気付かなかったけど、地域の目、大人の目に守られてた昭和は、とても良い時代だったのかもなぁ。
「どうして誘ったの?」の後の2人がなんか良いの‼︎ この両親を見てると、ひさちゃんの優しさとか正義感みたいの、なんか分かる気がする。
子役の少年たちの純朴で自然な演技は勿論のこと、脇を固める大人も俳優陣は皆んな良かった。

ホームから海が見える長崎のあの駅は、行ってみたい。
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