サトシ

サバカン SABAKANのサトシのレビュー・感想・評価

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)
4.2
監督・脚本は金沢知樹、主演は子役の番家一路。

1986年の長崎が舞台。
夫婦喧嘩は多いが愛情深い両親と弟と暮らす久田は、斉藤由貴とキン肉マン消しゴムが大好きな小学5年生。そんな久田は、家が貧しくクラスメートから避けられている竹本から誘われて、イルカを見るためにブーメラン島を目指す事になる。
ヤンキーに絡まれたり、海で溺れかけたり、イルカを見る事ができず散々な目に遭うが、この冒険をきっかけに二人の友情が深まる。
そんな中、悲しい事件が起こってしまう・・・。

【キャスト】

久田孝明(子供時代):番家一路
竹本健次(子供時代):原田琥之佑
久田良子:尾野真千子
久田広重:竹原ピストル
竹本雅代:貫地谷 しほり
久田孝明(現代):草彅剛
内田:若松了

感動して泣けますね。
子役の2人(番家一路、原田琥之佑)がとにかく可愛く、仲良しなのが伝わってくる演技力は素晴らしいです。2人の「またね、またね」を繰り返す所が堪らなく好きです。
「スタンド・バイ・ミー」を観ているようで、こんなかけがえのない一日を過ごす事ができたら一生の思い出になりますよね。しかし、さすがに島までは泳げんやろと突っ込みたくなりました。
サバ缶で作る寿司美味しそうに食べているので、良いなと思いきや、あまり人気ないとは残念です。
尾野真千子、竹原ピストル夫婦の会話がめちゃくちゃ面白くずっと観てられます。竹原ピストルの親父役はなかなか良かったです。2人を見送る時に、ケツが痛くならないようにタオルを巻いてくれたり、母さんが起きる前に行けと、小遣いまでくれるなんて、普通は行くのを止められますよ。
自転車の二人乗りは大人だから良いと言われ納得してしまいます。
貫地谷 しほりは、自転車を漕ぎながら息子の事を考えていて嫌な予感がしました。
草彅剛はこの事を小説書いて何とか売れて欲しいですね。それは、スタンド・バイ・ミーでした。
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