このレビューはネタバレを含みます
大人向けクライムを子ども向けにしたアニメーション映画。
サスペンス要素も濃く、中盤からクライマックスにかけての伏線の回収の連続にはワクワクした!
スパイダーバースのような2Dテイストの描写や40年代のアニメのようなオーバーな動きに今風のトレンドや時事が取り入れられていてオールドテイストながらも新しさも感じられるいい作品!
悪役が善人になるアニメ映画って怪盗グルーやメガマインドを思い起こさせるけど、本作はそこに友情、仲間、同情と言ったテーマを絡ませることで単純に善になれないヴィランを描いている。そして善と悪とは意外にも表裏一体で誰にも備わっているのかもと気付かされた。
色っぽいシーン、ジャズ、カーチェイス、ジョーク、クライムと大人なシーンを主軸にしながら子どもらしいカートゥーンな表現が交わった面白い作品でした!
久しぶりのドリームワークス作品は今までの毒々しさと新しさを兼ね備えた傑作だった!