チョコミンパーティー

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのチョコミンパーティーのレビュー・感想・評価

1.8
やっっっと見れた。A24の問題...話題作!夏〜秋ぐらいから友達からすごい映画がある、飛行機なら海外版観れる!とか先駆けて話をとかく聞いてたので、やっと日本で、この日を待ってたとばかりに公開日に観れてよかった。
カメラワークもよかったし、VFXでの多次元同士の繋がりがうまいこと表現されてて、世界で最先端の映像体験ができたのは間違いない。アクションもカンフーで小気味よくかっこいい。
小ネタが本当に秀逸...?いやバカなのか?靴左右反対•リップ食べるだけでもギョッとするけど、ペニスで殴る•アナルにさす•ソーセージの手•強すぎる小指とかもう考えもつかない世界基準のアホアホさが最高だね。岩のダイアローグも新しかった。
ただ、正直カオスに甘えてる部分があって、私の理解力の甘さもあるけど、小ネタに引っ張られるあまり全体像が掴みづらく映画としてのメッセージが薄い。前半の凄さに圧倒されながらも、ラストに近づくにつれて新鮮さもなくなり、興味が失速する。それはストーリーの薄さによるのたもと思う。マルチバースを取り入れることのデメリットでパラレルで進んでくからか、その世界線ごとの切り替わりのせいでなかなか話が入り込めない。君の名はの数億倍複雑な感じに思えた。家族愛がテーマにしても、主人公が悪い親で最終的にはなんやかんやレズの娘を認める。めでたし、いやそういえば話薄くない...?爽快感もなく、おお〜〜すごいすごい!ん?結局いやなんの話?となってしまった。技術•映像体験エンタメとしては最高大好きです、映画としては嫌いです。