吉田ジャスティスカツヲ

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

4.8
ハッキリ申し上げましょう。
今もっとも『ボボボーボ・ボーボボ』に近い実写作品です💥🐣みんな、お気を確かに‼︎
…が上記のソレと違い、目標と着地地点はしっかりとしている【地に足のついたSF映画】なのです。


移民家族、セクシャルマイノリティ、中年女性の危機、親子の断絶など様々な議題を盛り込むだけ盛り込み…
それらを【マルチバース設定と暴力的なまでのイメージの奔流の中で描ききる、キング・オブ・ハジケ祭り🎤】が始まるぜ。


働きずくめの毎日に疲れ果てた中年女性。
私の人生これでよかったの?
あのとき違う選択をしていれば、違う暮らしがあったのでは?
大切な時間やチャンスを棒に振ってきたのでは?
そんな【誰もが一度は感じるだろう人生の迷いや後悔や失望】を奇想天外な大冒険に託し、超人的なカンフー・アクションとウルトラナンセンスなユーモアをたたみかけつつ、愛情と優しさと慈しみに溢れた人間賛歌へと昇華🤯
今まで見てきた映画表現の常識を忘れ、感じるままに身を任せるべきなのです。


ただし私を含めて、人間って【見たことないモノを見たいクセに、分かり易さを求める】面倒な生き物なんです。
なので今作が低評価だとしても大いに頷ける私も、隣の世界に居るの…








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