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すずめの戸締まりのssのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
1.5
作品としての感想はもう一生観たくない。だけど、震災や災害を扱った作品を新海誠ブランドでつくって世の中に残してくれたことには感謝したい。

3.11を経験した東北民の1人としては本当につらかった。震災の描写もだし本当の親から育てられなかった子供の本音、自分の子供じゃない子を家族にした若い女性の本音、猫を叩きつけようとする描写、観てて具合が悪くなった。
私はこの作品を観ることはもうないけど、災害や震災で傷ついた人の中にこの映画で救われる人もいると思う。
同じ国内でも当事者の中でも、遠くでニュースを見てた人の間に必ず温度差があるからこそ、忘れられないでほしい。
芸術や美術はその時代を象徴する出来事や人の想いを表現したものがその後も残るから、そういう点では本当によかったと思う。

すずめが小さい時の自分に言っていた未来の話は、本当に世の中や社会がそうなってほしいって言う祈りに聞こえた。いつの時代も子供が未来を明るく生きられるように大人がしないといけない。
あと旅先で出会う人達からの優しさ、映画だと連続的に起こるからこんな事ありえないと思うけど、見ず知らずの人から優しくしてもらえる事って生きてるうちに本当に何回か出会うよなぁと思い出した。
ss

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